弾丸仙台旅行の話
突然ですが「青春18きっぷ」って知ってますか?
簡単に説明すると、
「2370円で1日JRの鈍行が乗り放題!」(※例外もあります)
というきっぷなのです!
「お金はないけど時間はある!」
という大学生のつよ〜〜〜い味方(笑)
私は青春18きっぷで鈍行に揺られ、本を読みながら旅行をするのが大好きなのです。
……そこで今回、私はふと考えました。
「1日で日本をどれくらい移動できるんだろう」
……無謀な計画です。2370円でどこまでいけるのか。(笑)
私は決意しました。
「そうだ、仙台、行こう。」
こうして私の、青春18きっぷで行く「弾丸仙台旅行」が始まったのでした。
もくじ
1日目
06:30京都駅着
家からバスを使って京都駅に到着。
今回の旅に使う青春18きっぷを購入。(5枚1綴りで11850円です。)
07:10京都駅→23:21仙台駅
なんと電車で16時間移動!!!これでもなんと2370円!!!
鬼のような移動でした。
電車の中で聞こえる話声が、だんだん関西弁から標準語へ、そして東北訛りへと移って行くのがなんだか面白かったです。
23:21仙台駅着
体がバキバキになりながら、仙台駅に到着。
弾丸旅行なので、もちろんホテルなんかには泊まりません。
ネカフェです。
交通費、宿泊費を極限までカットして、ご飯や観光に全振りする
というのが私の旅のモットーです。
1日目のまとめ
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食費:2340
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宿泊費:1800円
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合計:6510円
途中静岡でうなぎパイを買ったりしましが、それでもこの値段!
車内で本もたくさん読めたので満足です!
2日目
05:40〜07:13 伊達政宗像チャレンジ
「国際センター駅」から徒歩だったのですが、これがなかなかの坂道。
息も絶え絶えになり城址まで登りました。
そして念願の伊達政宗像との面会!!
「仙台に来たな〜〜」とやっと実感できました。(笑)
城址からは市内が一望できます。
早朝ランニング(笑)でいい気分!(めっちゃ眠い)
そして松島へ行くために城址を駆け下り、また仙台駅へ。
07:24仙台駅→07:55松島海岸駅
次に松島へ行きました。
松島は『奥の細道』で有名な松尾芭蕉にゆかりのある場所ですね。
「松島や ああ松島や 松島や」
という句を詠んだとか詠んでないとか。(※後世の作り話という説アリ)
松島は、「安芸の宮島」「天橋立」と並んで「日本三景」に数えられています。
遊覧船に乗って、松島を一周しました。
日本三景というだけあって、風光明媚な場所でした!
これを見て、松尾芭蕉も
「何も言えねえ」(某水泳選手風ボイス)
となったのだろうと、過去に思いを馳せました。
11:07松島駅→12:35平泉駅
平泉といえば、日本史をやっているみなさんには馴染みの深い場所ですよね。
「奥州平泉」、源義経が逃げ落ちて最期を迎えた場所です。
中尊寺といえば、日本史の資料集にも載っている「金色堂」が有名ですよね。
お寺中がピッカピカの金色のやつです。
実際に金色堂を見ると……
「ピッカピカやないか!!!!!!」
撮影禁止だったので写真はありませんが、あまりの美しさに絶句しました。
本当に金色なのです。
奥州藤原氏の栄華が推し測られました。
「五月雨の 降り残してや 光堂」
と詠んだとされています。これは古典の授業でやった人も多いと思います。
中尊寺の入り口には「弁慶の墓」がありました。
義経に最後まで付き従った弁慶を偲び、多くの方が見物に来ていました。
続いて高舘義経堂へ行きました。
ここには仙台藩主4代の伊達綱村が建てたとされる、義経の像がありました。
そして、松尾芭蕉はここを訪れ、
「夏草や 兵どもが 夢の跡」
と詠んだとされており、境内にはその石碑が建てられていました。
義経堂から辺りを望むと、たしかに「なんもねえなあ」となります。
当時の松尾芭蕉も「義経たちが生きた時代の名残りはもう残っていない……」
と悲しんだのでしょう。
16:19平泉駅→18:23仙台駅
いよいよお待ちかねの仙台グルメの時間です!!!
仙台駅はグルメ施設も駅ナカに入っていて、駅から出ずに仙台グルメが食べられるんです!
まずは「ずんだ茶寮」さんで「ずんだシェイク」をいただきました!
(おいしくて写真撮るの忘れました……笑)
枝豆の風味があっておいしい一杯!あんまりおいしいので2回買いました(笑)
続いて「味の牛たん 喜助」さんで、牛タンをいただきました!
牛タンは初めて食べたのですが、もうホントにおいしい!!!!!
お肉が柔らかくて何枚でも食べられそうでした。
ビールと一緒に食べるともう最高!!(※お酒はハタチになってから!!!)
本当に美味しくて感動しました。
そして「仙臺驛日本酒バル ぷらっと」さんで日本酒をいただきました!
飲み比べセットを頼んで、三種類の日本酒を楽しみました。
「明日1本でも乗り遅れたら京都に帰れない……」
という恐怖心のもと、いい感じに酔いました。(笑)
そしてお土産に、宮城県の地酒を買いました。
日本中に旅をして、その土地の地酒を買って帰るというのも旅の醍醐味です。
そして昨日と同じネカフェに宿泊。
2日目のまとめ
- 交通費:4670円
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食費:6600円
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宿泊費:2030円
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お土産代:3000円
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合計:16300円
松島で遊覧船に乗って、ご飯を約7000円食べてもこの価格。
青春18きっぷ恐るべし。(笑)
3日目
06:00仙台駅→22:22京都駅
またまた16時間電車に乗って大移動。
旅の疲れから帰りの電車は爆睡してました(笑)
そして感動の帰京!!
ながい旅路だった……!!
3日目のまとめ
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交通費:2370円
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食費:600円
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合計:2970円
ホントに電車に乗っているだけの1日でした(笑)
旅のまとめ
3日間の旅をまとめると、
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経費合計:25780円
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移動時間合計:38時間
3日間(=72時間)のうち約半分の38時間は電車の中(笑)
1食5000円の夕食を食べても25000円しかかからない。
体力と時間を引き換えに、コストを最大限抑えました(笑)
なにより歴史と古典が大好きな私にとって、伊達政宗や松尾芭蕉、義経や弁慶などの歴史にどっぷりと浸かることができたのが一番の思い出です。
高校時代にやった『奥の細道』や『平家物語』が懐かしくなりました。
高校時代にしっかりと古典や日本史を勉強していたからこそ、
「松島は松尾芭蕉ゆかりの地だ!」
となって、旅を二倍三倍と楽しむことができました。
高校生のみなさんも、「受験のため」と思わずに、
「旅をたのしくするため」
と思って古典や日本史を勉強してみたらいかがでしょうか。
それではこの辺で。失礼します。