ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』
「そうかそうか、つまり君はそういうやつなんだな」
このフレーズを聞いたことがある人も多いでしょう。
「少年の日の思い出」というお話に出てくるものです。
国語の教科書に載っており、多くの子供が一度は読む作品です。
ヘッセの名作は、これ以外にも沢山あります。
01.ざっくりどんな話?
ざっっっっくり言うと、「純粋な少年が燃え尽き症候群になる」話です。
ひたむきな少年ハンス・ギーベンラートは、頭も良く純粋で、いわゆる「模範少年」でした。
街の中でもその才能は頭一つ抜きん出ており、彼は難関とされる神学校へ入学します。
希望を抱いて神学校に入るも、そこでの生活は少年の心を踏みにじるものでした。
勉強だらけ
規則だらけ
そんな生活の中で、少年の心はボロボロに。彼は神学校を辞めて機械工として新たな出発を試みます。しかしーーー
02.読後の感想
この本を読んでみて一番に思ったのが、
「今の日本でもありそうだな」
ということです。
頑張りすぎて、自分の心を殺してしまい、いつしか潰れてしまう。
このストーリーから、私は日本の受験勉強を想起しました。
わかりやすいストーリーなだけに心に思うものがある。
彼の生き様は、そのまま現代の高校生に重なるかもしれないと思えました。
03.おわりに
この本の私なりの感想は、
読みやすさ…………★★★★☆
ストーリー…………★★★★☆
面白さ………………★★★★☆
総合…………………★★★★☆
こんな感じです。
それではこの辺で。失礼します。