スタ☆サポ〜京大生が受験サポート〜

【京大生】が受験に役立つ情報をお届け!

【世界史論述】東大過去問#03

今回の問題はコチラ。

 

ムガル帝国は16〜17世紀の間に宗教政策を大きく変えた。その変化を、関係する二人の皇帝の名を用い、90字以内で説明せよ。

 

今回は「3つのC」のうち、次のものを使います。

Change(変化)
Contrast(対比)

f:id:Retto7:20200107135107j:plain



さて、ここでパッと思いついてほしいのは、「二人の皇帝の名」です。
ズバリ、アクバル亭とアウラングゼーブ帝です。

二人の宗教政策は対照的です。アクバル帝が「ユルイ」政策アウラングゼーブ帝が「キツい」政策、というイメージです。具体的には、以下のようになります。

【アクバル帝】ジズヤ廃止。イスラームヒンドゥーとの融和を図る。
アウラングゼーブ帝】ジズヤ復活。非ムスリムを弾圧。ヒンドゥー寺院破壊。


これらをまとめると、解答例は
次のようになります。

16世紀、アクバルはヒンドゥー教徒との融和を図りジズヤを廃止しヒンドゥー教徒を味方につけた。17世紀、アウラングゼーブは非ムスリムを抑圧し、ジズヤを復活させヒンドゥー寺院を破壊した。


今回はここまで。