【決定版】京大生が語る「世界史の勉強法」
一問一答ばかりやっていませんか?
それ「だけ」では世界史をマスターできません。
今回は京大生になって、世界史を改めて学び直して初めてわかった
「世界史の効果的な勉強法」をお話しします。
01.受験生のころの私
受験生のころの私といえば、、、
「1804(威張れよ)ナポレオン、皇帝即位!」
「『〜〜とは何か?』『カノッサの屈辱!』」
と、一問一答ばかりやっていました。
もちろん知識を詰めるために、一問一答はすごく大事です。
……でもセンター試験が終わり、京大対策を始めた私は絶望しました。
「ろ、論述書けねえ……」
いざ「論じなさい」と言われると、何も書けなかったのです。
こうなってももう遅い。結果として世界史Bの二次試験は60点くらい。得点源にしていた割に満足な点数を取れませんでした。
(そのせいで得点計画もボロボロ。まあ受かったから結果オーライなのですが、、、。)
そこで私は後悔しましたとさ。
「ああ、論述対策やっときゃよかった」
めでたしめでたし。
02.世界史の「要素」
ところで、みなさんは
「世界史ってどんな教科?」
と聞かれたら、どう答えますか?
私が別の記事で紹介したように、教科は要素に分解することができます。
たとえば、世界史ならばこうなるでしょう。
世界史=暗記×タテの理解×ヨコの理解×マクロな理解×ミクロな理解
こんな感じで要素に分解できます。
まあ数学の因数分解みたいなものですね。
「暗記」が大切なのは言うまでもないでしょう。(世界史は極論暗記ゲーなので。)
わかりにくいので、残りの用語を説明しておきます。
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タテの理解……ひとつの地域を時系列で理解する。(Ex.古代から現代までの日本の歴史)
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ヨコの理解……同時代の世界を理解する。(Ex.15世紀のヨーロッパと中国の関係)
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マクロな理解…歴史を大局的に理解する。(Ex.ウェストファリア条約の歴史的意義)
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ミクロな理解…歴史的事象を理解する。(Ex.ベルリンの壁崩壊は何年?)
これらの要素があわさって、世界史はできています。
03.こころを押えろ!
私が受験生時代に欠けていた要素、そしておそらく多くの受験生に欠けているであろう要素、それは
ヨコの視点
マクロな視点
だと思います。
おそらくひとつの地域を時系列に理解すること、つまり「タテの理解」は、多くの受験生がやっていることでしょう。
また、いわずもがな、「ミクロな理解」は一問一答でカバーしていますね。
でも、同時代の世界各国の状況であったり、歴史的事象の意義や影響までは、どうしても手が回らない人がおおいでしょう。
そのため
「15世紀以降のの世界の一体化について『銀』という用語を用いて説明せよ」
「ウェストファリア条約は後世の世界にどのような影響をもたらしたか論じなさい」
などの、「マクロで」「ヨコの」論述に手も足もでなくなってしまうのです。
そのため、ある程度「タテ」と「ミクロ」の知識がついてきたら、意識的に「ヨコ」と「マクロ」の知識をつけるようにしましょう!それだけで世界史の理解は一層深まり、点数も上がることでしょう。
04.まとめ
今回話してきたことをまとめると、
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一問一答だけでは限界がある
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世界史=暗記×タテの理解×ヨコの理解×マクロな理解×ミクロな理解
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「ヨコ」と「マクロ」を強化せよ
こんな感じです。
【p.s.】
もう使ってますか?
それではこの辺で。失礼します。