【英語を極めろ】京大英語で130/150取った「英語の勉強法」【上級編】
「和訳と英作文を極めたい」
そんなあなたのために、京大英語で130/150点取った、私の英語の勉強法を紹介します。
※なお、今回お話しするのは、「和訳」と「英作文」の攻略法、とくに京大のように、「長くて難しい」ものの攻略法です。なので、「まずは英語の基礎を固めたい!!」という人は、「英語の勉強法(初級編)」を先に読んでください!⬇️⬇️
01.和訳の攻略法
01-1.文構造を把握する
まずは、「初級編」でお話しした、「文構造の把握」をしてください。
文が長くなればなるほど、難しくなればなるほど、この文構造の把握が大事になってきます。
京大レベルともなれば、
「どこまでが主語で、どこからが述語なの〜〜〜〜!?!?」
ということが起こります。
「いやいや、さすがに主語と述語は間違えないでしょ〜」
と思うかもしれませんが、京大レベルの文では平気で取り違えます。
なので、まずはしっかりと、「これが主語、これが述語」と構造を把握していってください。
01-2.単語のストックを増やす
これが大事です。
正直英語は「単語知ってる人が勝つ」ゲームです。
どれだけ単語を知っているかが点数に直結します。
そこで、長文に出てきて、自分が知らなかった単語をメモしておくようにしましょう。
毎回未知の単語をストックしていくことで、「オリジナル単語帳」をつくるのです。
毎回メモしていくうちに、大学によって、出やすい単語の傾向やクセがわかってくることもあります。
これを地道に続けていけば、「あ、この単語、この前メモしたやつだ!」となります。
この愚直な努力が点数を伸ばします。
01-3.「類推力」をつける
とはいえ無数にある単語を、それも金輪際出くわさないようなマニアックな単語を、すべて覚えるのは現実的に不可能ですよね。
(実際、難関大になればなるほど、せっかく覚えても、もう二度と出ないようなマニアックな単語が増えてきます。)
そこで、単語の意味を「覚える」のではなく、
「思いつく」力を身につけるのです。
たとえば、”extraordinary”という単語が出てきて、知らなかったとします。
ここで、「うわ〜知らない!!諦めよう!!」
となってはもったいないのです。
しっかりと単語を見て類推しましょう。
“extra”は「超える」というイメージですよね。
“ordinary”は「普通の、日常の」のような意味です。
ここから、extra+ordinary=「超える」+「日常」=「日常を超える」
のようなイメージを持つことができればバッチリです。
「常軌を逸した」のようなうまい言い回しが思いつかなくても、だいたいの意味がわかれば長文は読めます。
このように、接頭語や接尾語などをうまく使いこなして、「だいたいこんな意味かな」と推測する力をつけていきましょう。
02.英作文の攻略法
02-1.フレーズのストックを増やす
先ほどの「オリジナル単語帳」に「フレーズ」もストックしていきましょう。
たとえば、
「犬も歩けば棒に当たる」
「早起きは三文の徳」
「一難去ってまた一難」
これらを英訳できますか?
京大の英作文では、このような「ことわざ」や「慣用句」の英訳が求められることがあります。(ここ数年では「生兵法は大怪我のもと」)
そのため、ふだんから、このようなフレーズの英訳を調べておいて、逐一「オリジナル単語帳」にストックしていきましょう。
02-2.小説を英訳してみる
私がやっていたのは、日本語で書かれた小説の一節を、そのまま英訳するというものです。
実際、大阪大学では、夏目漱石の『こころ』の一節を英作文する、という問題が出ています。
小説は「自然な日本語」で書かれているので英訳が難しく、しかも難しい単語が使われていることが多いです。
そのため、絶好の「最難関レベルの英作文の問題集」になるのです。
私は夏目漱石の『こころ』や『坊ちゃん』、『我輩は猫である』などを英訳していました。
これをすると、オマケとして現代文の勉強にもなるので一石二鳥ですね。
……一石二鳥は英語でなんて言うんでしょうか?
02-3.「翻訳家」になりきる
逐語訳(単語の意味をそのまま訳する)ができるようになったら、今度は「翻訳家」を目指しましょう。
つまり、読みやすい自然な文章になるように心がけるのです。
いわゆる「こなれた」日本語/英語ですね。
京大の二次試験では、ある程度は「こなれた」文章にできるようになっておくべきです。
そのため、これはムリにとは言いませんが、余裕があれば「自然な文章」を目指して和訳や英作文していくとよいでしょう。
03.まとめ
ここまでのまとめをすると、
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知らなかった単語やフレーズを逐一調べてメモする
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単語を覚えた上で類推力をつける
-
自然な日本語/英語を心がける
という感じです。
【p.s.】
せっかく勉強しても、計画を立てていないと最終的に失敗してしまうこともあります。
あなたのその計画、それで大丈夫!?
今回はこの辺で。失礼します。