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【世界史論述】皇帝の舎弟になった結果www

今回考える問題はコチラ。

なぜ、琉球王国海禁政策下の中国の特産品を手に入れることができたのか。


 今回は「3つのC」のうち、次の2つを問う問題です。

Causal relationship(因果関係)
Contrast(対比)

順を追って考えていきましょう。

まず、問題の「時代設定」は14〜15世紀ごろです。
海禁政策というワードから、中国王朝は「明」であることがわかります。

 

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問題文の「琉球王国『は』」という記述に注目です。「対比」を考えます。
つまり、琉球王国「は」中国の特産品を入手できましたが、入手できなかった国もあったのです。

それでは琉球王国の特徴とは何か?

ここで気づかねばならないのは、琉球「王国」という名前のとおり、当時琉球は独立国だった、ということです。

つまり、琉球王は、明の皇帝と独自に関係が結べたのです。

それでは、琉球王と明の皇帝はどんな関係だったのか?

朝貢ですね。

簡単に言えば、中国の家来になることで、貿易を認めてもらっていたのです。(冊封を受ける」と言います)
この問題では、「朝貢」「冊封」がキーワードになりますね。

 

解答例は以下のようになります。

琉球王国は明の皇帝に朝貢冊封を受けるなど、深い関係を結んでいた。そのため琉球王国朝貢貿易を行うことで、海禁政策下の中国の特産品を入手することができた。

 
今回はここまで。