京大生が語る【戦略の大切さ】
🤔「今度のテストで400/500点取るぞ〜!」
それで大丈夫ですか?
実は受験勉強において、戦略を練ることはとても大事です。
今回はどうやって受験で合格点を取るか、その戦略の練り方を紹介します。
01.「戦略」ってなに?
かんたんに言えば、「得点配分」のことです。
最初の例では、「全体で」400点取る、という計画しか立てていません。
そこから一歩踏み出して、たとえば
「国語は得意だから90/100点取る」
「数学は苦手だから50/100点取る」
などのように、
自分の特性に合わせた各教科の得点計画が「戦略」です。
02.たとえばどんな戦略があるの?
一般的な戦略を2つあげてみましょう。
02-1.平均型
「平均型」は「全教科まんべんなく取る」という戦略です。
「苦手な教科はないけれど、得意な教科もない」という人にオススメです。
たとえば、最初の「400/500点取る」という計画ならば、
国語:80点
数学:80点
英語:80点
社会:80点
理科:80点
という感じです。
この方がどれかがコケても他の教科でリカバリーできるので、得点が安定しやすいです。
02-2.特化型
「特化型」は「複数の教科に全振りする」という戦略です。
「極端に苦手な教科と極端に得意な教科がある」という人におススメです。
たとえば、最初の「400/500点取る」という計画ならば、
国語:50点
数学:100点
英語:100点
社会:50点
理科:100点
という感じです。
この戦略ならば、苦手科目を克服する必要がありません。(極端に得意な教科でリカバリーできるため)
ただ、極端に得意な教科がコケた場合、取り返しのつかないことになります。
03.なんで戦略が大事なの?
上の2つの例は極端ですが、どちらも「400/500点」を取っています。
こんなに得点の取り方が違うのならば、当然勉強の仕方も違って来ますよね?
Aさん「どんなに勉強しても国語ができない」
Bさん「どの教科もぜんぶ嫌いだし中途半端」
この2人はそれぞれどちらの戦略を取るべきでしょうか?
Aさんが、もしいつまでも国語に長時間を割いていたら、どうなるでしょうか?
結局国語の点数も伸びず、ほかの教科を勉強する時間も取れず、残念な結果となるでしょう。
Bさんが、もし英語に全振りして勉強を始めたら、どうでしょうか?
英語の点数はそこそこ伸びるかもしれませんが、もともと中途半端だった残りの教科は、さらに点数が落ちることでしょう。
このように、「ムダな勉強をしない」ためにも、戦略を練ることが大事なのです。
04.どうやって戦略を練るの?
次の3ステップで戦略を練りましょう。
1.自分の得意科目、苦手科目を把握する
2.目標得点(何点取りたいか)を考える
3.各教科の得点配分を考える
最初の「400/500点取る」で考えてみましょう。
1.自分の得意科目、苦手科目を把握する
🤔「ん〜、国語と英語が得意で、数学は全然できないなあ……」
2.目標得点を考える
🤔「8割を目指して、400/500点を目指そう!」
3.各教科の得点配分を考える
🤔「国語と英語は得意だから、100点満点を目指そう!」
🤔「数学は苦手だから、40/100点でいいかな……」
🤔「ってことは、理科と社会は80/100点とればいいのか!」
……こんな感じです!
「なんとなく400/500点」と考えているよりも、この方が「何を」「どれだけ」勉強すべきかがよりイメージがつきやすいですよね!
05.さいごに
最後にあの有名な言葉を引用して終わりとしましょう。
「敵を知り己を知れば、百戦危うからず」
みなさんが百戦錬磨の策士になれることを祈っています。
【p.s.】
「戦略」と同じくらい大切なのが「計画」です。
……その計画で大丈夫!?
それではこの辺で。失礼します。